探偵が住宅地域や商店街、オフイス街などで張り込んでいると警察官から職務質問をされるケースが多い。
巡回中に怪しいと思って職質をしてくる警察官もいるのだが中には近隣住民から110番されて駆けつけてくる警察官もいるのです。
いずれにしても探偵にとってはかなり厄介な存在なのであるが通報によって駆けつけた警察官は総体的に執拗な職質を掛けてくるのです。
張り込み場所が個人宅敷地内であったり、マンションの敷地内などであった場合、住居侵入罪という違法性を問われてしまう場合もあります。
こうなるとその時点で拘束されて警察署などに連れて行かれてしまいます。
仮に違法性が問われない場所であったとしても執拗な職質をされて、バックの中身などを検索されてしまいます。
隠し4カメラなどが見つかった場合、どんな撮影をしているのか、画像の中身までを調べる警察官もいるのです。
勿論、任意ですから拒否する事も出来ますが拒否すると怪しいという事にもなりかねず、時には警察署へ同行を求められてしまうので
下手に逆らったりせず、全てに協力するしかないのです。
何しろ短時間で終わらせて貰う必要が出てくるのです。
いつ張り込んでいる場所から対象者が動き出すか判らないからです。
探偵という身分を明かしても警察官が怪しいと判断したら、それこそ時間ばかりかかってしまうのです。
そのように職質されている時に対象者が動き出すと尾行が出来ない場合も出てきます。
警察を振り切って尾行など出来る状況ではなくなってしまうのです。
職質している警察官にとっては逃亡を図ったと見なしてしまうからなのです。
正直、張り込みには対象者ばかりではなく、周辺状況を見極めて実施しなければならず、もしも職質にあった場合には下手に逆らったりせずに身分を開かし、早く終わらせることを念頭に置かなければなりません。
警察官に対しては下手な攻防をしても逆に目立ったり、調査を継続できなくなってしまうのです。