探偵ブログ・友人の息子の嫁の不倫調査③

第1日目である日曜日、10時前には嫁の実家近くにて調査員2名が張り込みを開始する。
私は事務所にて連絡を待つことにする。
何しろ私も初老という年齢、張り込みという調査は体力的にも厳しくなっており、現場に行っても足手まといになってしまう。

 

 

嫁の実家は東京の葛飾区にあり、下町的な住宅街の一角にある2階建て一軒家で玄関前には乳母車が置いてあり、嫁は在宅している可能性が高い。
晴れていた事も幸いししばらくして対象者である妻が洗濯物を干していることを確認し在宅を確認する。
選択を終えた妻は娘を抱きかかえ、玄関口に出てきて乳母車に娘を乗せ、外出した。
多少、周辺を警戒している様子は伺われたが日曜日なので依頼人の息子でももしかしたら来ているかと思っているのかもましれない。
ただ、家から離れると全く警戒することなく行動、近くの公園へ行き、娘と少し遊んだ後にスーパーへ行き、買い物をしてお昼前には実家に戻ってしまった。
この日はその後、父親の出入りはあったものの夜21時の段階で調査を打ち切った。

 

 

翌日の月曜日、平日でもある事から朝8時から張り込みを開始する。
乳母車はあり、在宅しているものと思われる。
すると9時25分に嫁と子供、更に母親の3人で出てきて、子供を乳母車に乗せ、外出、散歩かもしれないが嫁はきちんと化粧もしており、服装も外出着という感じである。
近所の公園前で本人は母親に子供が乗った乳母車を預けると単身、京成線の高砂駅方面へ歩き出す。

高砂駅から電車に乗り、日暮里で山手線に乗り換え、11時前に着いた先はなんと新橋駅近くの法律事務所だったのである。
通常、考えれば離婚の相談に来たものと思われる。

 

 

12時過ぎに出てきた本人はそのまま新橋駅近くにある商業施設の中にある喫茶店に入ると先に待っていた35歳前後のサラリーマンタイプの男性と合流する。
昼時であった為に店内は混んでおり、近くに座ることができず、店の外で待っていると12時45分に2人が出てきた。
駅前で2人が別れたのだが喫茶店から駅までの腕を組み、別れる際もお互いに手を振って別れる状況を見ているととても親密な印象が得られ、探偵の判断でその男性に
調査対象を着替え、尾行すると新橋駅から徒歩7分程、港区汐留のオフィスビルの中にある会社に入ったのだった。

 

 

 

友人の息子に電話するもその会社は妻が結婚前に派遣社員として勤務していた会社である事が判明する。
息子さんとの相談の結果、そのまま男性の氏名や住所を特定する為に張り込みを続行する。
探偵にしてみれば営業社員でないことを祈りつつ。

 

 

多少、残業でもしていたのでしょう、夜7時過ぎに会社より出てきた男性を確認、尾行を開始する。
JR新橋駅に入り、山手線で秋葉原駅へ行き、総武線に乗り換え、千葉方面へ。
平井駅で降車、少し歩いたオートロック式の7階建てマンションに入った。
その際に郵便受けを探っており、その場所から部屋番号は特定、最近では少ないが姓のみが表示されており、住所と姓は特定できた。

長男に確認取るも聞いたことがあるかもしれないが殆ど記憶にないという。

 

 

 

 

 

 

 

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