最近、よく耳にする言葉で「死後離婚」というのがあります。
殆どは夫との死別後に妻が離婚を申し立て、夫の家から離れるということなのです。
これは夫の家の代々の墓に入りたくないという人もいれば、夫の両親が生存している場合、嫁として夫の両親の面倒を夫が他界した後も看たくないという人が増加した結果なのだそうです。
結婚するという事は通常、夫の家に入るということで夫の両親も嫁として迎入れていたのですがそれも昔の話となりつつあります。
愛する人と結婚、子供もでき家族を作ったとしても、夫が他界したことで夫の親族とのしがらみを嫌い、払拭して独立する女性が多くなってきているのです。
現代では女性は初老になっても再婚できる可能性は高くなっています。
熟年離婚が多くなったと言われる昨今、初老となってから離婚する人やそれこそ結婚をしたこともなく年を取った男性も少なくないので再婚相手には困りません。
いや、敢えて再婚することを選ばずに離婚後は独身を通し、慣れ親しんだ実家のお墓や個人で建てたお墓に入る人もいるのです。
結婚というのは家と家の繋がりなどいう言葉や女性が夫の家に嫁ぐという考え方も現代では受け入れなくなり、死語になりつつあるのかもしれません。