十数年前に家出していた40歳になろうという弟の所在調査の依頼を受け、捜索、調査した結果、発見し写真を撮影、依頼者である兄に確認してもらったところ、間違いなく弟であると断定してもらい所在調査は成功した。成功報酬分の料金と引き替えに居住先へ一緒に赴き、会わせる事にも成功する。
依頼者である兄はかなり喜び、感謝された次第ではあるがどうやら生き別れになった弟を心配して心底会いたかったのではなく、昨年に他界された父親の遺産相続に関して弟との話があったのが実情であった。いわゆる相続問題である。いろいろと弟から書類に署名、捺印をしてもらわなければならない手続きがあった模様である。
なんか複雑ではあるが弟も兄と会え、今後への身の振り方も変わるかもしれない。まして父親が他界した事は知らなかったみたいで墓参りには行くだろうし母親にも会えるだろう。帰るに帰れないと思っていた弟にもよいきっかけとなったと思う。
こういう調査結果はいつも嬉しい。