日本国内で騎手の頂点とも言える名騎手:武豊氏の不倫報道が写真週刊誌フライデーにより報じられ、テレビのワイドショーでもけっこう大きく取り上げられている。
記事を読む限り、競馬番組のキャスターらしき女性と不倫しているかの報道で路上で抱きついていたりキスしている写真も掲載されており、多分、不倫に近い行為があったと想定はされる。
しかし、この週刊誌報道では不倫という不貞行為は断定できない。
もし武豊氏の奥様が離婚訴訟として家庭裁判所に訴えたとしても不貞行為にはならないのです。
写真週刊誌では読者が不倫をしていると憶測するだけで十分なのである。
その憶測することで週刊誌の販売数が増えれば十分で確かに記事でも「2人で夜の町に消えていった」と書かれただけでその後、どうなったかは書かれていない。
普通であればこの抱擁やキスの写真が撮れればOKという事はなく、記者も最後まで追跡するものである。
邪推すれば写真週刊誌側と武豊氏との間に何かしらの闇取引があったかもと取ろうと思えば取れなくもない。
なにしろ一番不倫記事にしては重要な部分が抜け落ちているからなのである。
探偵の不倫調査でも確かに別れ際に抱きしめ、キスだけで別れてしまったというケースは時々ある。
その写真や動画が撮影できたとしても不貞の事実には認定されないのが現行の法律の世界である。
依頼人の中にはこれだけで不倫の証拠は十分だと勘違いして配偶者なりに突きつけてしまう人もいますが大きな間違いです。
やはり性的関係が認められる行為まで押さえなくてはならないのが不倫調査なのです。
写真週刊誌の世界では通りますが探偵業界では、いや司法の世界では全く通りません。
今回の武豊氏の報道だけを見ると法的には不倫はしていないという結果になってしまいます。
これから不倫調査を探偵に依頼しようと考えておられる方はこの点も充分に考慮して下さい。