今、何かと話題のカメラ付きラジコンヘリコプター「ドローン」。
探偵業務の補佐機器として使用できないか?と模索中。
多分、同じ事を考えている探偵もいることだろう。
まず尾行に使えないかと考えてみたのであるがまだまだ実用的ではない。
確かに上空から監視して追跡できれば言うことないのであるが都心では殆ど不可能である。
何しろ雑踏では民家やビルが多すぎるし電線、看板などの障害物も多く、なんと言っても人も多すぎる。
地方では丘陵地帯などで可能な場所はあるかもしれないがセットしてラジコンを操作し始めた時には既に相手を見失っている可能性が断然高い。
どうやら追跡には不向きみたいである。
次に考えたのが対象者があるマンションに入った時である。
入った部屋が特定できていれば高層階だろうがベランダ前から室内を撮影、レースのカーテン越し程度であれば充分に室内の撮影は可能で密会している様子が撮影できる。
また部屋が特定できていなくてもひとつひとつの部屋を確認する事ができるかもしれない。
あくまでも法律論は現在、度返しして考えているのは言うまでもない。
可能となればどの程度で法律に抵触すれかを考えればすむことである。
余りにも違法であれば問題なく全てが却下されてしまうのであるが。
これならいろいろと使い道はあると考えたのであるがひとつ大きな欠点がある。
騒音である。
ドローンは4つのモーターを作動しているために音が大きく、目立ってしまう。
けっこうなモーター音である。
消音タイプでも出れば使い道もいろいろ広がるのであるが。
例えば住宅密集地の張り込みである。
上空から対象者の玄関口を見張るという方法。
ホバリングを操作してカメラで監視する。
いい案かもしれない。
しかし、消音タイプでも長時間、ホバリングしている近くの民家から警察に通報されそうである。
これも却下かもしれない。
何かしら探偵業務に使えないかと試行錯誤してみているのだがどうにも現実的な事が出てこない。
情けない。
やはりアナログ的ではあるが地道に張り込み、尾行するしかないのかもしれない。
決して楽をしようとしているのではない。
住宅密集地での張り込みは年々難しなってきている。
マンションの部屋の特定も同じである。
いろいろな法規制により探偵調査業もやりづらい世の中になったものである。
そんなドローンも国会でいろいろと法規制され始めている。
どうにかして上手く活用できないものか、まだまだ模索中ではある。
悲しい探偵のひとりよがり的思考かもしれませんが。