最近、中学生、高校生の異性関係でのトラブル、家出問題などで取りざたされているネット上における交流サイト。
そうです。
SNS等での交流です。
確かに昔にも文通という遠距離の人と交流できる方法もありましたが操作も簡単で一気に情報が広がり、多人数の人との交流もオンタイムで可能となっています。
地元や学校、塾関係の交流とは別に交流範囲も全国的になり、家族の知らない交流も広がっているのが現状です。
確かに交流を広げることは子供達にとっても有益な情報も簡単に取得できたり、交友関係を広げることも人間形成には大事なことと理解はしています。
しかし、ネット上での上辺だけの交流で親友関係を構築したり、中には恋愛へと発展する人も少なくありません。
親友感覚でいろいろなことを相談します。
当然、同調してくれる友達が大事になってきます。
人間にとっては自分を理解してくれる人がいるとかなり嬉しいものです。
ところが中には悪質の人物もいるのです。
まるで味方を装い、親友になりすまして近寄ってくる人が多いのも事実です。
疑似恋愛に発展してしまったり、金銭や身体が目的で近寄ってくる輩もいるのです。
家出をそそのかしたり、騙して金品を搾取したりという被害が拡大しています。
実際に昨今、殺人事件などの凶悪犯罪ではこの手口を使ってからの事件も増えていますがニュースに成らないまでもこれ以上に子供の家出や詐欺行為が氾濫しています。
お子様の家出ではネットで知り合った人の家に転がり込んでいたというケースもかなり増えており、探偵事務所に依頼される家出調査では今まで以上に困難を極めています。
またネット上における寸借詐欺では相手は氏名や住所も出鱈目なことが多く、詐欺加害者を特定するにも難易度が上がってきています。
ネット交流そのものを批判している訳ではないのですが両親を含め家族間でももう少し子供のネット状況、交友関係を把握していかないと更にさまざまな事件が増加すると思われます。
ネットで知り合った交友関係の掌握は両親、兄弟でも難しいかも知れません。
しかし、これまで以上に子供との会話を増やしたり、情報を共有するなど対策をしていかなければなりません。
私みたいに「アラカン」でアナログ世代にはなかなか理解できる世界ではありませんがこれが現実と受け止め、当探偵事務所も対策を講じています。