探偵ブログ・夫の不倫相手女性と会う

当探偵事務所で不倫調査を依頼されたある奥様、数日間の不倫調査の結果、不倫の事実が確定し不倫の証拠も押さえ、不倫相手の女性の名前とマンションの1室である住所の特定までして結果を報告、とても満足してお帰りになったのです。

当探偵事務所としては多分、不倫の証拠を基に離婚調停でもするのかと思っていましたが既に調査が終了している案件の依頼人に「どうなりましたか?」と聞くわけにもいかず、なんとなく想像はしていました。

 

 

すると約1ヶ月位経ったある日、その依頼人であった奥様が突然、当探偵事務所にやってきたのです。

調査結果から夫との話し合いは進んでいるみたいなのですがどうやら不倫相手との話し合いが一切できていないというのです。
何でも不倫を認め、謝罪はするものの不倫相手の事になると一切話をせずにごましてばかりで奥様も不倫相手に対し弁護士さんを通して内容証明を送付したのです。

不倫調査ではその不倫相手の女性の名前と住所も特定しておいたのですが全く連絡が取れないというのです。
弁護士に依頼して内容証明を送付しても受け取らず、通常郵便でも封書を送ったら返信もされていないので受け取ったみたいだが全く返信も連絡もないのだという。

 

 

弁護士さんにはこれでは埒が明かないから勤務先を調べて下さいと言われたらしく、再び当探偵事務所を訪ねてきたのでした。

 

 

翌朝には直ちに調査を着手、不倫女性宅のマンション前で待っていると8時半過ぎに出てきました。
警戒している様子もなく、近くのバス停からバスに乗り、最寄り駅まで行き、電車に乗り換え、9時20分にまだ開店していない和装小物のお店に入ったのです。
しばらくして着物に着替えて開店準備をする不倫女性を確認し勤務先と断定、調査を打ち切り、その結果を御依頼者に報告する。

てっきり奥様は結果を弁護士に報告し、内容証明の手続きをすると思っていたのですがなんと結果を報告した翌日にその勤務先店舗へ訪ねていき、夫の不倫相手女性と直接、会ってしまったのです。
ただ感情的になってしまったかは分かりませんが相手の勤務先店舗内で口論となり、相手を突き飛ばした事で警察沙汰となり、当然、当探偵事務所にも一応、刑事が来て事情を聞かれましたが正式に調査委任契約書を交わしており、違法性は全くなく、また弁護士さんからの支持でもあったということで問題にも成りませんでした。

 

 

しかし、いくら非のある不倫相手とはいえ、感情に負け、突き飛ばすという行為で不倫相手女性は軽い怪我もしてしまい、刑事告訴され傷害罪になってしまい拘留、前科がつくばかりでなく、民事においても請求できた不倫の慰謝料以上の慰謝料を支払う羽目にもなってしまったのです。

一時の感情で先走ってしまった行為が高く付いたのは言うまでもありません。

 

 

もし愛する配偶者が不倫をしていたとしてもその不倫相手に合って話し合うなどとは考えず、全ての話し合いは弁護士の先生方にお任せする事です。

 

 

 

 

 

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