身元調査事例①

この度、私が体験した身元調査の実例についてお話しさせていただきたいと思います。私は、ある日突然、主人の浮気が発覚しました。そのきっかけは、主人の携帯メールでした。携帯電話をふと目にした瞬間、そのメールに写し出された内容が、私の心をえぐるようなものでした。メールには、主人と浮気相手女性との非常に親密なやりとりが詳細に記されており、その内容は一目見ただけで浮気の事実を確信させるものでした。特に衝撃的だったのは、二人でホテルに密会していたことを示す生々しい証拠の数々でありました。浮気相手の女性の裸の写真が保存されているだけでなく、自撮りしたと思われる写真の中には、二人が抱き合っていたり、キスをしている瞬間までが収められていたのです。このような具体的で生々しい証拠を前に、私の心は大きな動揺と悲しみに包まれました。

弁護士の相談に伺った際、彼は「これだけの内容のメールや写真があれば、浮気の証拠として十分に成立する」と冷静におっしゃいました。正直、彼の言葉には少し安心感を覚えました。さらに、私は主人に対して証拠となる品々を見せ、浮気の事実を問いただしました。その結果、主人は浮気を認め、私に謝罪の言葉を述べました。その瞬間、彼の謝罪の声を録音したテープも確実に残しておくことができました。これは、今後の行動において重要な意味を持つことになると思いました。主人は、「今後は絶対に浮気相手女性とは会わない」と約束してくれたものの、その約束がどれほど信じられるものであるのか、心の底から安心できない気持ちも抱いていました。

しかし、問題はその後に立ちはだかりました。浮気相手の女性について、主人は一切の情報を開示しようとしませんでした。彼はその女性の住所や勤め先などを頑なに隠し続け、どうしても白状しないのです。その態度は、まるで浮気相手を庇っているかのようにも思えました。謝ってくれたとはいえ、心のどこかでそのことに対して許せない気持ちが芽生え、私は離婚の可能性も視野に入れ始めました。

現在、判明しているのは、メールから読み取れた浮気相手女性の氏名、誕生日、そして彼女がよく利用していると思われる自宅の最寄り駅の情報、さらに彼女の写真、携帯電話番号、メールアドレスくらいです。これだけの情報で浮気相手の女性から慰謝料を取りたいと考えていましたが、弁護士さんからは「これだけの情報では相手女性を特定することができないので、探偵に調べてもらいなさい」とアドバイスを受けました。しかし、正直なところ、私はお金を掛けたくなかったのです。そこで、私は写真を手がかりにして、浮気相手の最寄り駅で張り込みをすることにしました。

ところが、現実は厳しかったのです。駅の改札口は二か所あり、朝夕は人の出入りが非常に多くて、私の目を引く女性を見つけることができませんでした。素人の私には長時間の張り込みを続けるのも難しく、時間が経つにつれて焦りと不安が募っていくのを感じました。こうして、どうしようもなくなって再び弁護士さんに相談しました。その際、弁護士がよく調査で利用している探偵事務所・アーガスさんを紹介してもらいました。

私は、身元を特定するための身元調査をアーガスさんに依頼することにしました。しかし、張り込みを経験した私としては、そんな少ない情報だけで本当に身元調査ができるのか、不安が募りました。それでも、アーガスさんのプロフェッショナルな仕事ぶりに期待し、調査を依頼しました。

そして、驚くべきことに、１週間もしないうちに相手の身元が特定されてしまったのです。浮気相手の女性は、実は夫と子供のいる既婚者であり、さらに主人の会社でパートをしていることも判明しました。これは私にとって、また新たなショックでした。浮気相手は私の目の前にいるかもしれない、と思うと心の中でさまざまな思いが交錯しました。浮気相手に会うことも考えましたが、私は離婚をしない方向で主人と話をしていたため、あまり大袈裟に事を進めることは避けたいと思いました。そこで、最終的には弁護士さんにお任せすることにしました。

その結果、浮気相手から謝罪文と慰謝料を取ることができました。身元調査を請け負ってくれた探偵さんの早急な対応には、本当に驚かされました。自分が抱いていた不安や疑念は、プロの力で解消され、少しずつ心が軽くなっていくのを感じました。今後の人生において、この経験がどのような意味を持つのか、私自身の心の整理も含め、しっかりと向き合っていかなければならないと感じています。これを機に、信頼関係の大切さを改めて痛感し、今後は慎重に行動していこうと心に決めました。

探偵赤坂アーガス東京からの提言

本件に関して、依頼人からの情報の正確性という要素が、身元調査を成功に導く大きな要因となったことは間違いありません。このように、調査対象者の身元を特定することができたのは、依頼人が提供してくれた情報が非常に具体的で信頼性が高かったからこそ成し得た結果であり、他の多くのケースと比較しても非常に成功率の高いものとなりました。実際、類似のケースに関する問い合わせも多く寄せられていますが、やはり調査対象者に対してどれだけの情報が集まっているか、その情報の正確性が、調査結果を得る上で非常に大きな影響を及ぼすことを実感しております。

本件においては、特に依頼人が最初に取得したメールの内容や保存されていた写真が、弁護士の判断によって浮気の証拠として適用されたことが、結果的に大きな助けとなりました。しかし、こういったケースが一般的であるとは言えず、実際にはこのようにスムーズに進行することは希です。素人の判断によって、単にメールや写真があるからといって、それを元に調査対象者を問い詰めても、必ずしも浮気の証拠として成立するとは限らないケースが多々存在します。これらの点については、十分に注意を払う必要があります。したがって、本件では、依頼人が最初に証拠のメールや写真を弁護士に見てもらったことが、非常に賢明な選択であったと言えるでしょう。

通常、浮気調査の結果として得られた浮気相手の身元調査は別途料金が発生することが多いですが、本件では、浮気調査の一環としてその調査が継続して行われたため、調査費用に含まれていたという点も特筆すべき事項です。このように、依頼人が持っていた情報を最大限に活かす形で調査を進めることができたため、調査自体が非常に効率的に行われ、結果的に高い成功率を誇るものとなりました。

浮気調査を依頼する際には、しっかりとした証拠や情報を整えた上で、専門家に相談することが重要です。これは、調査を依頼する方にとっても、自らの権利を守るためにも不可欠なステップであると言えるでしょう。また、調査にあたっては、信頼できる探偵事務所を選定し、確かな技術と経験を持つ調査員に依頼することが、良好な結果を得るためには欠かせない要素となります。探偵事務所を選ぶ際は、過去の実績や口コミ、対応の良さなどを重視し、自分に合った事務所を見つけることが肝要です。

浮気問題は、感情的にも非常にデリケートなものであり、調査の進行においても多くのストレスや不安が伴うことが多いです。そのため、依頼人に寄り添ったサービスを提供し、精神的なサポートをしながら調査を進めていくことが、探偵事務所の大切な役割だと考えます。最終的には、依頼人が抱える問題が解決され、安心して日常生活を送れるようにするためのサポートを行うことが、私たち探偵の使命であると信じています。このようにして、依頼者が望む結果を得られるよう、最善を尽くして調査を行っていくことが重要であり、私たちの努力が依頼者の信頼につながることを心から願っています。